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工藤パンの魅力

青森県民に長く親しまれている工藤パンの名物「イギリストースト」を紹介します。ユニオンジャック柄のパッケージで知られるこのパンは、ふわふわの山型食パンにマーガリンとグラニュー糖を挟んだシンプルな一品。口に入れた瞬間の“ジャリッ”とした食感と、しっとりしたパン生地の組み合わせがクセになる魅力です。本文では、甘い食文化との関係や、季節限定商品、チョコレイやダブルサンドなど工藤パンの他商品にも触れています。青森のスーパーやコンビニで気軽に出会える、地元密着のソウルフードを知りたい人におすすめの記事です。

青森県民が「これ、パンっていうか依存症でしょ」と笑う。工藤パンの魔力「おい、トーストって書いてあるのに焼いてねーじゃん!」初めて青森のスーパーでこれを手にした時、私は心の中で盛大にツッコミを入れました。パッケージには誇らしげなユニオンジャックが描かれ、名前は「イギリストースト」。なのに、袋を開けて現れるのは、こんがり焼かれたトーストではなく、どこからどう見ても真っ白でふわふわの「焼いていない」山型食パンなんです。正直に白状します。最初はその見た目の「普通さ」に、ちょっと拍子抜けしてしまったんです。でもね、一口かじった瞬間にその認識は180度ひっくり返りました。今回は、青森県民の血肉であり、一度ハマると二度と抜け出せない「工藤パン(通称:くどパン)」の沼について、溢れんばかりの熱量を込めて語らせてください。

 

■ 脳に響く「ジャリッ」という快音。これがなきゃ始まらないイギリストーストの正体、それは二枚の食パンの間に挟まれた「マーガリンとグラニュー糖」という、いたってシンプルな組み合わせです。「え、それだけ?」と思うかもしれません。でも、そのバランスがマジで絶妙なんです。パンを頬張ると、まず自家製発酵種ルヴァンを使ったしっとりした生地の香りが広がり、その直後。「ジャリッ……」この音が脳を突き抜けるんですよ。砂利道を歩いているわけじゃありません。口の中で、たっぷりのグラニュー糖が弾ける音です。この「ジャリジャリ感」が欲しくて、気づけば次のひと口、またひと口と手が止まらなくなる。正直、健康とか栄養バランスなんて言葉は、この圧倒的な快感の前では無力に等しいとさえ思えてきます。実はこれ、ただのマーガリンじゃないんですって。工藤パンが「ジャリ感を最大限に引き出すため」だけに開発した専用の特注品だというから、そのこだわりはもはや狂気(もちろん、最高の褒め言葉です)の域。パンの厚みも、既存の8枚切りとか10枚切りじゃない「ジャリ味を一番美味しく感じる独自の厚さ」にスライスされているというから、驚きを通り越して感服しちゃいます。

 

■ 「なぜこんなに甘いのか?」その背景にある青森の優しさそれにしても、なぜ青森の人はこれほどまでに「甘いパン」を愛するんでしょうか。ちょっと想像してみてください。しんしんと雪が降り積もる、マイナス10度の青森の朝。そんな過酷な環境で生きる人たちにとって、この「強烈な甘さ」は、今日を乗り切り、明日を生きるための大切なガソリンのようなものだったのかもしれません。実際、青森の食文化って本当に面白いんですよ。茶碗蒸しには当たり前のように甘い栗の甘露煮が入っているし、お赤飯まで甘い味付けが一般的。何なら、地元では昔から食パンにマーガリンを塗り、その上に砂糖をドバッとかけて食べる習慣があったそうです。そんな「地元の当たり前」を形にしたのが工藤パン。県民が「これこれ、これが食べたかったんだよ!」と飛びついたのも、ある意味で必然だったと言えるでしょう。

 

■ 「沼」の深さが尋常じゃない。進化し続けるラインナップ驚くことに、イギリストーストの歩みは止まることを知りません。定番の味だけじゃ飽き足らず、最近ではグラニュー糖を増量した「もっとジャリまし」や、もはやジャリジャリを通り越してザクザクとした衝撃が走る「ジャリジャリMAX」なんていう、限界突破モデルまで出しています。さらには、青森県産りんご「ふじ」のジャムを使った季節限定品や、太宰治の小説『走れメロス』とコラボした渋いパッケージのものなど、スーパーの棚一列が全部イギリストーストで埋まる光景は、もはや一つのアート。仕事で嫌なことがあった帰り道、コンビニの棚でユニオンジャックと目が合うと、「まあ、ジャリジャリ食べて忘れようか」なんて思えちゃう。そんな、日常のすぐそばにいてくれる安心感が、工藤パンにはあるんです。

 

■ 工藤パンは「イギリストースト以外」も、実はすごい工藤パンの凄さは看板商品だけにとどまりません。例えば、デニッシュ生地にチョコがたっぷりかかった「チョコレイ」や、一つの袋で二つの味が楽しめる「ダブルサンド」。さらにはパンメーカーでありながら和菓子の「串だんご」まで手がけています。「人も喜ぶ、我も喜ぶ」という創業からの精神が、パンだけでなく、青森の食卓全体を豊かにしているんですね。

 

■ どうしても伝えたい「禁断の裏技」さて、ここまで「焼いていない」魅力を語ってきましたが、ここで名前に隠された真実を回収する「裏技」を。「イギリストースト」という名前の通り、これ、軽くトースターで1分ほど焼いてみてください。すると、どうなるか。表面はサクッと、中はマーガリンがジュワ〜ッとパンに染み込み、グラニュー糖が熱で少しキャラメリゼされたような、なんとも香ばしい風味に化けるんです。「生」で食べるのが日常の癒やしなら、「焼いて」食べるのはちょっと贅沢なご褒美。一度で二度美味しい。この奥深さこそが、工藤パンが青森で愛され続ける真の理由なのかもしれません。もし青森を訪れることがあれば、お洒落なカフェの高級パンもいいけれど、ぜひ地元のスーパーのパンコーナーへ走ってみてください。そこには、青森県民が何十年も守り続けてきた、素朴で、強烈で、最高に温かい「ジャリッ」とした幸せが待っていますから。

青森県民のソウルフード!「イギリストースト」でおなじみ工藤パンの魅力

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